【音声あり】イギリス英語とアメリカ英語の違いを比較する。

英語 英語の基礎

オンライン英会話講師のサクラ(@SAKURA_Eng)です。

カランメソッドをやっていた時に気になる違いが色々ありました。
言い回しや、単語の書き方、そしてワードの意味することが違うこともしばしば。
そう、実はカランメソッドは「イギリス英語」
そして私たちが日本の義務教育で学んだ英語は「アメリカ英語」なのです。

今回は「イギリス英語」と「アメリカ英語」の違いを詳しく解説します。

イギリス英語とアメリカ英語の簡単な違い

イギリス英語

丁寧で礼儀正しい教科書的な表現を好みます。
イギリス国営放送(BBC)で使われているクイーンズ(キングス)・イングリッシュが典型的です。

アメリカ英語

ブロークンで省略の形が多いのが特徴です。
フレーズとフレースが重なるリンキングサウンド(リエゾン)と強弱があり、独特のリズムがあります。

日本人が学んでいるのはアメリカ英語です。

イギリス英語はどこで使われているの?

本国イギリスをはじめ、オーストラリアやニュージーランドで使用されています。
ただし、オーストラリアもニュージーランドも独自の変化があります。
オーストラリアの英語を「オージーイングリッシュ」ということからも、イギリス英語との違いが想像できるでしょう。

イギリス国内の英語について

イギリス各地で使用されている英語は、発音、アクセント、言い回し等の面で、地域ごとに大きな差があると言われています。

例えば、ロンドンの下町訛と言われる「コックニー」スコットランドの「スコティッシュ」など、イギリス国内には34もの方言があると言われています。

では、「イギリス英語」とはなんなのか?といえば多くの人がイメージするのは「クイーンズイングリッシュ」でしょう。

「クイーンズイングリッシュ」はイギリスでは容認発音または、BBC英語と呼ばれている発音です。BBC英語と言われているのは、イギリス国営放送(BBC)で使われていたことからです。
またもともとは、「クイーンズイングリッシュ」は階級社会であるイギリスの上流階級が主に使う発音でした。

その「クイーンズイングリッシュ」が英国放送協会(BBC)の放送標準となる英語だったのです。
しかし現在、その標準的な「クイーンズイングリッシュ」を使うイギリスの人口はたったの3%です。

1960年代以降、英国放送協会(BBC)でさえ、「クイーンズイングリッシュ」以外の発音をすることも普通のことになってきました。

イギリス英語とアメリカ英語の違い

ここからはイギリス英語とアメリカ英語の違いを詳しく解説していきます。

発音の違い

イギリス英語とアメリカ英語には発音の違いがあります。
イントネーションが違うこと、またアメリカ英語には「リエゾン」があるので、連結することで本来の単語の発音とは違うものになっています。
>>英語のリエゾン(リンキング)と音の変化。ルールと発音方法

イントネーションについて

違いをきき比べてください。

発音について(1)

・「R」の発音がアメリカ英語の方が強く発音する傾向があります。

発音について(2)

・単語の中にある「T」がアメリカ英語の場合、「D」のような発音になります。

文法の違い

イギリス英語の場合は、have+過去分詞 の現在完了を使う場合が多いです。
同じことをアメリカ英語では「Did」過去形を使って表現します。
また、前置詞も異なることがあります。

イギリス英語 アメリカ英語 備考
Have you had dinner yet? Did you have dinner yet? イギリス英語は現在完了
アメリカ英語はDid
Monday to Friday Monday through Friday
I also have that. I have that also. イギリス英語文の終わりに
「also」を使用しない
at the weekend on the weekend

数字に関する違い

数字に関する表現はイギリス式は慣れないと難しいです。
特に時間の表現は、アメリカ英語の場合は基本的に時間と分の数字を並べて表記します。
イギリス英語は、「30分まで」と「30分後」で表現が変わります。
「○時から△分過ぎた」または「○時まで△分」という風に時間を表すので、慣れないと難しいでしょう。

イギリス英語 アメリカ英語 備考
two thousand and three two thousand three 2003
25th December 2020 December 25, 2020 2020年12月25日の表現
ten past six six ten 6:10
quarter to eight seven forty-five 7:45

単語の意味の違い

同じものを指す場合で、イギリス英語とアメリカ英語とでは異なる単語を用いるものもあります。

イギリス英語 アメリカ英語
ポテトチップス crisps chips
フライドポテト chips french flies
スーパー supermarcket grocery store
ガソリンスタンド petrol station gas station

日本人が学んできたのはアメリカ英語

実は戦前の日本の英語教育はイギリス英語が中心でした。

でも戦後からはアメリカ英語が中心となっていて、発音や単語、スペルなど、英会話もアメリカ英語を基準として学習するようになっています。

そういったことを考えると、英語を習得するのはアメリカ英語の方がスムーズかもしれません。

イギリス英語とアメリカ英語の違いを確認できるもの

実際どんな風に違っているのか?
詳しく解説してくれる動画もたくさんあるので、比べてみると一目瞭然です。
こちらの動画はイギリス アメリカ オーストラリアの比較です。

オースティン・パワーズ:デラックス

1999年のヒット作。マイクマイヤーズがおバカなスパイとして活躍するコメディです。
劇中アメリカ人にわからないように「English english(イギリス英語)」で話すシーンがあります。

当時英語を習っていたイギリス人講師が話していたのですが、イギリス人はハリウッド映画などもあるのでアメリカ英語は理解できるそうです。
でもアメリカ人にとっては、こてこてのイギリス英語を話されると全くわからないだろうと言ってました。

私たちにとっての「共通語」と「方言(東北弁とか)」といった感じなのかなと思った記憶があります。

イギリス英語とアメリカ英語どちらを学んでもいい

例えばイギリスに滞在しているのに、「アメリカ英語」を話す日本人をイギリス人はとても不思議に思っていると、私が英語を習っていたイギリス人の先生が言っていました。

英語を学ぶ目的が「イギリスの大学へ進学すること」ならイギリス英語を学ぶのが当然ですよね。
またアメリカの企業と取引をするために英語が必要ならアメリカ英語の方がいいでしょう。

このように、自分の目的に合わせてどちらの英語を学ぶのがいいのか考えましょう。
日本でもハリウッド映画やアメリカのドラマが人気なので、旅行や日常会話ならアメリカ英語の方が親しみやすいかもしれません。

私はイギリス人講師に個人レッスンを2年ほどお願いした後に、サンフランシスコへ留学しました。
当時は違いをあんまり考えてなかったのですが、アメリカ英語特有の巻き舌が聞き取れず苦労した記憶があります。

イギリス人講師は巻き舌英語ではなかったので、聞きやすかったです。
でも単語などは自分で記憶していたものと違っていることもあり「?」と思うこともありました。
例えば、トイレのことを「bathroom」だと思っていたのに、「loo」だと言われてびっくりしたことも。

こういったちょっとした違いが、以外に多いので最初に目的をはっきりさせるといいですね。
あなたが英語を学ぶ理由はなんですか?
まずは「目的」を考えるのが大事です。

↓実はマスターしてない人が多い、発音記号。
発音記号を覚えれば、知らない単語も読むことができます。
>>【音声付き】英語の発音記号を覚える→リスニング力がアップ!