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【日本在住でもできる】バイリンガル・英語で子育ての方法とメリット

子ども向け 英語学習

サクラ(@SAKURA_Eng)です。
英会話講師をしていて感じるのが子供に対する英語教育の需要です。

「子供をバイリンガルにしたい」

「英語くらいできるようになってほしい」

そんな風に考えているお母さんの声を耳にします。私も英語教育は子供にとって大事なことだと思ってるので、おうちでも子供達と一緒に英語を学んでいます。

英語についていえば、お隣の韓国でも英語教育が盛んです。
韓国では英語ができないと良い仕事につくことができません。


そのため、親はお金を使って小さい頃から子供達に英語を学ばせます。

まだ小さい頃からフィリピンに留学させ、徹底的に英語を学ばせるのです。

そういった韓国の英語教育への熱心さは実際に親子留学で行ったセブ島で垣間見ることができました。

>>韓国の英語事情についてはこちら。

日本でも、そういった危機感があるのでしょう。
日本の未来
今の子供たちが働き盛りの2055年。日本の人口はついに1億人を切ると言われています。人口が減れば、経済も縮小します。
子供が減れば安定した仕事と言われている教師でさえ定年まで働けるかどうかわからない、危うい社会になります。
日本に仕事が見つからなければ、世界に出て仕事を探さなくてはいけません。
そういった背景もあり、「英語を獲得する」ということが大事なことになっているのです。

この記事では「どうやったら子供が英語が話せるようになるのか」について解説しました。「子供の英語」に迷った時のぜひご利用ください。

どうして今「英語教育」が必要なのか?

日本の人口は減少をたどっっています。約30年後には総人口が1億人を切ります。
史上もっとも速い速度で高齢社会に移行した国、「韓国」を見れば日本の未来が想像できるかもしれません。

韓国は「超競争社会」で、大学を卒業しても就職率が67.7%となっています。
そのため、スペックの積み上げが必須で、特に英語は絶対のスキルとなっています。

そういった韓国の例を見ても、子供達にとって英語が必須になってくるのは間違いないでしょう。
絶対に必要になるなら早めに始めた方がいいと思うのは当然です。
そこで幼児の英語教育、バイリンガル育児などにスポットライトがあたるようになってきたのです。

バイリンガル子育てとは?

「バイリンガル教育」
「英語育児」

バイリンガル子育て
いろんな言葉がありますが、二カ国語で子供を育てることです。

親が英語話者であったり、英語圏に在住をしている場合ならまだしも、日本で日本人がバイリンガル育児なんて無理なんじゃないの?
と思いますよね。

でも、実は「無理」とは言えないのです。

そもそも、ハーフの場合は自然にバイリンガルになるかと思いきやそうではないのが大半です。
彼らも努力の上に、両方の語学力を身につけます。
バイリンガルに育てる上で一番注意しなくてはいけないのが、どちらの言語もまあまあのレベルになってしまうことです。
日本語も英語も話すことはできるけど、文章を読んで理解できなかったり、書くことができなかったりでは本末転倒ですよね。

そんな不安も日本で生活しているのなら、あまり考えなくても大丈夫なのです。
日本は日本語でなくては生活できないくらい、ほぼ日本語オンリーな社会。
そして、学校でも「国語」を通して日本語の勉強をします。
ですから、日本語のレベルについての心配はありません。

そうすると家庭の中を英語にすることが、唯一の英語に触れる時間になるのです。
英語を習得するには、「できるだけ英語に触れる時間を多くすること」なのは間違いありません。

ですから、子供に英語を身につけさせたいなら、英会話スクールだけではなく、おうちでも英語に触れるのが一番なのです。

バイリンガル子育てのメリットとデメリット

バイリンガル子育てのメリット

  • 1.世界の文化を理解できる
  • 2.集中力がある
  • 3.マルチタスクが得意
  • 4.多言語の習得が容易になる
  • 5.「言語」の概念を理解できる
  • 6.社会的立場が有利になる
  • 7.国際的な移動が簡単になる

1.世界の文化を理解できる

シュタイナー教育で世界的に有名なルドルフ・シュタイナーは、「各言語は独自の方法で世界を語っている」と言いました。
言葉とは、文化と一体になっているものです。
2つの言語を話すことができるということは、違う文化を理解し、医師の疎通ができるということです。

2.集中力がある

バイリンガルは集中力が高いと言われています。
実際、集中力をつかさどる脳のパートは、バイリンガルにおいてはより強力であることが証明されています。

3.マルチタスクが得意

バイリンガルの子供は、ある行動から別の行動にすばやく切り替えることができます。さらに、マルチタスクをこなすのも得意。

4.多言語の習得が容易になる

バイリンガルであることは、さらに別の言語を学ぶのに役立ちます。ある言語から別の言語に絶えず切り替えているので、違う言葉を使って自分を表現することに慣れているからです。

5.「言語」の概念を理解できる

バイリンガルは、体験を通して言語とは何かを深く理解しています。
言葉には文化が関わり、単語には複数の意味合いがあることを認識できています。

6.社会的立場が有利になる

複数の言語ができることは、社会的に多くの可能性があります。
日本だけでなく、英語圏での仕事も可能になるというだけでなく、得られる情報も多くなるからです。

7.国際的な移動が簡単になる

日本語しかできない日本人にとって国際間の引っ越しは大きなことですが、バイリンガルにとっては言葉の問題はないので負担が減ります。
また、旅行なども言葉に不自由がないだけ、選択の幅も広がるでしょう。

バイリンガル子育てのデメリット

  • 1.言葉の発達が遅い
  • 2.読み書き能力の問題

1.言葉の発達が遅い

バイリンガルは、通常の二倍の言葉を脳で処理しているので、通常よりも発語が遅れると言われています。

2.読み書き能力の問題

話せることと、読み書きができることは全く別のことだと理解しましょう。
たくさん日本語のおしゃべりができる幼児も、小学校の「国語」の学習を通して、文章を読んだり書くことができるようになります。
同じようにしたいと思ったらバイリンガルの場合は、二言語について学習を行う必要があります。
そのため学習が追いつかない場合、話すことができても読み書きができないという問題が起こってくるのです。

「英語でバイリンガル子育て」日本でもできるの?

バイリンガルで子育ては日本に住んでいても行うことが可能です。
世界でも「バイリンガリズム」多言語主義、教育というのは盛んに行われています。

そのケースとして一番多いものが、親が自宅で1つの言語を話し、子供が学校や生活で別の言語を学習し、話すというものです。

日本で暮らす子供の場合は、学校は「日本語」になるので、家庭が「英語」になる必要があります。
このスタイルを続けると子供は通常、1〜2年以内に両方の言語を習得します

家庭の中で全てを英語にしてしまうのは、少し難しいかもしれませんが、まずは身近なことから始めれば結果が出るというのは、わかっています。
少しの努力と情熱があれば、確実に子供をバイリンガルにすることができます。

英語でバイリンガル子育ての方法

具体的なやり方を4つ紹介します。

絵本を使う

「読み聞かせ」を小さい頃からできるだけたくさんすると、人の気持ちが理解できるようになったり、知らない言葉や世界を知ることができたりといいことばかり。

その読み聞かせを英語のものに変えてみましょう。
難しいものは、子供だけでなく親が疲れてしまいますので、絵も言葉もわかりやすいものを選ぶといいですね。

読んであげる前に、練習しておくと万全です。
例えば、「はらぺこあおむし」の英語版はどうでしょう?
「The Very Hungry Caterpillar board book」

日本語を読まずに、英語版から始めてしまえば抵抗もありませんよ。

音楽を使う

おすすめなのは世界的にも有名な「Cocomelon
世界で最も登録されているyutube子供チャンネルです。

可愛いアニメーションと歌でお馴染みのキャラクターが活躍するストーリーです。

テレビ、動画を使う

ネットフリックスやスカパーなどで、子供向け英語番組もいいですね。
ディズニージュニアなら、小さい子供向けの番組が多いので、わかりやすい英語が多いです。
>>ディズニーをみるならスカパー!

英語の聞き流しもおすすめです。
子供が使えるようにと思って、作った動画なので学習にはもってこいです。

オンライン英会話を使う

英会話スクールなら、格安で本物の英語に触れられるオンライン英会話がオススメです。
最初は一緒に同席する必要がありますが、慣れれば一人でレッスンができるようになります。どの会社も無料の体験レッスンがあるので、そちらを利用してみるのが良いと思います。

バイリンガル子育て。うちの体験談

私は英会話講師をしていますが、夫婦ともに日本人です。子供が小さい頃には英語教育をしようとは特に考えていませんでした。

子供達が小学生になり、留学などを経験したこともあり、自宅でも英語を使うように気を付けています。
オンライン英会話
やっていることはこんな感じです。
・決まった声かけは英語
・動画は英語のものを多めに
・毎日オンライン英会話

決まった声かけは英語

いつもやらなくてはいけないこと、歯磨き、片付け、手洗いなどについては必ず英語で声かけをします。
例えばこんな感じです。
It’s time to go.
(行く時間よ!)

Wash your hands before eating.
(食べる前に手を洗って)

Hey,you should blush your teeth after eating.
(ねえ、食べたら歯磨きして)

・動画は英語のものを多めに

末っ子のユウは歌ったり踊ったりが大好きです。
小学校でパプリカのダンスをしたこともあって、パプリカの英語版は楽しく何度も聞いていました。

・毎日オンライン英会話

長男、次男は毎日ネイティブキャンプでオンライン英会話をしています。
今二人とも取り組んでいるのが、発音コースです。
リンキングサウンドがわかってきたので、リスニングも伸びてきました。
>>リンキングサウンド、リエゾンとは?
>>オンライン英会話 ネイティブキャンプについてはこちら。

毎日こういったことを続けていて、長男(12才)次男(10才)は英検3級合格しています。
また、オンライン英会話ではフリートークもこなすことができるし、海外ではスモールトークもできるようになりました。
小学生になってから始めたおうち英語なので、バイリンガルにはなれません。
でも第二言語としてでも、英語圏で学んだり、仕事をするような力を獲得できれば万歳です。

日本にいると一番困難なのが、「継続」だと感じます。
定期的に旅行や、海外のゲストと話すチャンスを持つなど、実戦の機会が必要です。
そして、モチベーションを親子で保っていくのが大事だと感じてます。

まとめ

いかがでしたか?
日本でもできるバイリンガル子育ての方法をご紹介しました。
バイリンガルにならなくても、英語が自然に耳に入るような環境を用意できるのは家庭だけです。
メリットもデメリットもあるのは間違いありませんが、日本に暮らすことでデメリットが少なくなるのも利点です。

youtubeやオンライン英会話を利用してぜひトライしてみませんか?
自分の英語力をアップするにもとても良い方法です。